小6の秋、中学進学前に始めたい3つの準備|広島市南区段原の個別指導塾・希飛塾

秋が深まり、ランドセルを背負って通う小学校生活も、
残り半年ほどになりました。
中学校の制服や部活動の話が出始めると、
保護者の方も少しずつ進学を意識するのではないでしょうか。
「英語はついていけるかな」
「数学でつまずかないかな」
「宿題や提出物を、自分で管理できるだろうか」。
まだ先のことだと思っていた中学生活が、急に現実味を帯びてきます。
けれど、心配を伝えようとしても、
子どもから返ってくるのは「まだ小学生じゃん」の一言。
何も考えていないように見えて、つい焦ってしまうこともあるでしょう。
ここで、親子の気持ちを想像した短い場面をご紹介します。
昨年のこの時期にあった、希飛塾の生徒・保護者の事例です。
母:「中学校に行ったら、今みたいに全部言ってあげられないよ」
子:「分かってるって」
母:「じゃあ、どうするつもり?」
子:「……分かんない」
その沈黙は、やる気がないからとは限りません。
まだ経験していない中学校の生活を、
具体的に想像できないだけかもしれません。
だからこそ小6の秋は、先取り学習を急ぐ前に、
「自分で考え、困ったら助けを求める」練習を始めるのに良い時期です。
1.「早くしなさい」より、「いつ始める?」
中学校では、教科ごとの授業や課題、部活動など、
考えることが増えていきます。
小学生のうちから、すべてを一人で管理できる必要はありません。
ただ、日々の小さな予定を自分で決める経験は、少しずつ積み重ねられます。
例えば夕食前に、こんなふうに聞いてみてください。
「今日の宿題、何時から始めようか?」
「6時半」と答えたら、まずはその約束を本人に任せます。
予定どおりにできなかった日も、すぐ叱るのではなく、
「何があると始めやすかった?」と一緒に振り返ります。
大切なのは、親が管理を放棄することでも、
子どもを突然突き放すことでもありません。
決める役割を少しずつ子どもへ渡し、困ったときは支えること。
その繰り返しが、自分で動く練習になります。
2.「できない」を隠さず、言葉にする
中学進学に向けて気になる教科といえば、
英語や数学かもしれません。
でも、今の時点で難しい問題をたくさん解かせることが、
すべての子に必要なわけではありません。
まず確かめたいのは、分からないときに、
「どこが分からないか」を伝えられるかということです。
算数なら「割合の問題は、何をもとにするのか迷う」。
国語なら「文章は読めるけど、理由を聞かれると書けない」。
ここまで言えれば、次に復習する場所が見つかります。
家庭では、問題を一問選んで「答えを教えて」ではなく、
「どこまでは分かった?」と聞いてみましょう。
説明が難しければ、問題文の分からない部分を指で示すだけでも構いません。
「分からないと言ったら怒られる」と感じると、
子どもは質問をためらいやすくなります。
反対に、「ここまでは分かったんだね」と受け止めてもらえると、
次の一歩を考えやすくなります。
3.中学の準備は「一週間に一つ」でいい
「中学校に入る前に、あれもこれも」と考えると、
親子ともに疲れてしまいます。
10月から11月にかけては、まず一週間に一つ、小さな挑戦を決めてみませんか。
最初の週は、翌日の持ち物を自分で確認する。
次の週は、宿題を始める時刻を決める。
その次は、苦手な問題を一つ選んで先生に質問してみる。
できたら、カレンダーに小さな印を残すだけで十分です。
失敗した日があっても、記録を消す必要はありません。
「先週より一回、自分でできた」。そんな変化を親子で見つけることが大切です。
なお、進学への不安が強い場合は、勉強の話ばかりにせず、
「中学校で楽しみにしていることはある?」と尋ねる時間も持ってみてください。
部活動、友達、通学路。勉強以外の話から、
本人が何を気にしているか見えてくることもあります。
中学校のために、今の小学校生活を急がせない
中学校への準備というと、
英単語や計算の先取りに目が向きがちです。
もちろん、今習っている内容の理解を確かめることは大切です。
ただ、入学前から「もう中学生なんだから」と急かし続ける必要はありません。
ランドセルで通う残りの日々にも、
友達と笑ったり、好きなことに夢中になったりする時間があります。
その時間を大切にしながら、自分で決めることを一つ増やしていく。
それも立派な進学準備です。
広島市南区段原の個別指導塾・希飛塾は、
小学生・中学生それぞれの学習状況や悩みに寄り添うことを大切にしています。
中学進学前の学習に不安があるときは、一人で抱え込まずご相談ください。
半年後に必要なのは、何でも完璧にできる子になることではありません。
「分からないことがあっても、考えて、誰かに聞いて、また進める」。
そんな小さな自信を、今年の秋から育てていけたらと思います。










