科目別の得点アップポイント~英語編~

「単語は覚えているはずなのに、テストになると点が伸びない」
「文法がごちゃごちゃして、何が正しいのか分からないみたい」
「リスニングは“なんとなく聞いてる”だけで終わってしまう…」
英語は中学生にとって、得意・不得意がはっきり分かれやすい科目。しかも、定期テストだけでなく高校入試でも重要な位置づけなので、保護者の方にとっても気になる教科の一つだと思います。
英語は語学。「センス」ではなく「積み重ね」で伸びる科目です。「英語が苦手…」は、ちょっとしたコツで変わります。
英語は「音」「意味」「型」の3つで覚える!
まず、英語の学習で大切なのは「音」「意味」「型」の3つをセットで覚えることです。
「音」:発音やリズムを耳で覚える
「意味」:単語や文の内容を理解する
「型」:文法や語順のルールを身につける
たとえば、“I am going to study.” という文を考えてみましょう。
「私は勉強する予定です」という意味だけでなく、「be going to+動詞の原形=未来の予定」という“型”を意識することで、他の文にも応用できるようになります。単語や文法をただ暗記するのではなく、「声に出す」「書いてみる」「使ってみる」を繰り返すことで、自然に身につけられるよう工夫して取り組むようにしましょう。
得点アップのための3つのステップ
英語の得点アップには、次の3ステップが効果的です。
①「単語力」は“毎日少しずつ”が正解:英語の土台は、やっぱり単語力。でも、一度にたくさん覚えようとすると、すぐに忘れてしまいます。おすすめの家庭学習の方法として、1日5~10語を目安に、毎日コツコツ覚える時間を作る、覚えた単語を使って短い英文を作ってみる、親子で「英語しりとり」や「単語クイズ」をしてみるのも良いと思います。
②「文法」は“使いながら”覚える:文法は、ルールを覚えるだけでは定着しません。実際に使ってみることで、「この場面ではこの形を使うんだ」と理解が深まります。おすすめの取り組みとして、教科書の例文を音読しながら文の構造を確認する、自分の生活に置き換えて、英文を作ってみる(例:I play soccer every Sunday.)、間違えた文法問題は正しい形をノートにまとめて“自分だけの文法帳”を作ることも効果的です。
③「リスニング」は“耳慣れ”がカギ:リスニングは、聞き取る力よりも「聞き慣れる力」が大切です。毎日少しずつ英語の音に触れることで、自然と耳が慣れてきます。おすすめの家庭学習方法は、教科書の音声を毎日1回聞く(通学前や寝る前など)、好きな英語の歌や動画を字幕付きで楽しむ、聞いた内容で一番印象に残った単語を使って文章を作ってみる。
英語は「できるようになる」体験が大切
英語が苦手な子ほど、「どうせできない」「何をやっても無理」と思い込みがちです。でも、ほんの少しでも「聞き取れた!」「書けた!」という体験があると、そこから一気に前向きになります。単語テストなどで前回よりも点数が伸びたときなどチャンスです。そうした“できた”の瞬間を大切にし、ぜひ「できたね」「前より進歩してるね」と声をかけてあげてください。お子様の学習意欲がぐっと高まります。
さいごに:英語は“積み重ね”で必ず伸びる科目
英語は、毎日の積み重ねが結果につながる科目です。「苦手かも…」と思っているお子さまでも、正しい方法で取り組めば、必ず得点アップにつながります。もちろん、語学という科目上の特性である単語を覚えたり、文法を覚えたりと、最低限の暗記は必ず必要になります。この暗記は、短い時間の暗記を何度もどれだけ繰り返すことができるかで、定着率が変わってきます。
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